編集に音楽を合わせる:長さの決め方
曲の長さは**制作上の判断**で、音楽的な判断ではありません。ジャンルではなく編集から決めれば、多くのトラブルは始まる前に消えます。
曲ではなくカットから考える
テンポやムードを選ぶ前に、まず一つ答えてください。この音楽は何秒の映像の下に流れますか。
- 動画全体か、それとも一部か
- 終わりはハードカットか、暗転か
- 冒頭にナレーションの間が必要か
その答えが長さです。他は二の次です。
ざっくりした対応表
| 5〜15秒 | アイデント、ステイング、ロゴ出し。前奏は不要なことが多い。 |
| 30秒 | SNSの短尺、製品ティザー。最も多い長さです。 |
| 45〜60秒 | 解説、広告、ポッドキャストのオープニング。フレーズが収まる長さ。 |
| 75〜90秒 | ナラティブ、メニューのループ、長めの導入。 |
フェードの余白を残す
30秒の曲を30秒の映像に敷くと、フェードする場所がありません。音楽がぶつ切りになるか、映像とぶつかります。
- 正確な長さを指定し、最後の1秒で尻尾をフェードさせる
- または映像より1〜2秒早く音楽を終わらせる
やってはいけないのは、28秒の素材を30秒に引き伸ばすこと。ピッチがずれ、リズムが重くなります。
90秒を超える編集なら
長い曲ではなく、ループを使ってください。シームレスループは継ぎ目なく繰り返すので、30秒のループで3分のシーンも持ちます。メニューや環境音、インタラクティブな場面の定石で、数分の曲を作るよりずっと安く済みます。
条件は、シーンの長さがループ長で割り切れること。90秒に30秒は合いますが、100秒に30秒は合いません。継ぎ目がフレーズの途中に落ちて聞こえます。
尺が変わる場合
編集者なら誰でも知っています。一度決まった尺が、翌日には変わる。備えは二つ。
- 必要より長めに生成して、自分で尻尾を切る
- 先にループ版を作り、尺が固まってから正確な長さを指定する
無音も一つの長さ
すべての秒に音楽が必要なわけではありません。セリフの後、2秒あけて入る曲は0.000秒開始より効くことが多く、しかも作りやすい。頭を拍に合わせなくて済むからです。
長さを選んで生成 →