編集に音楽を合わせる:長さの決め方

2026年10月23日更新 · 読了4分

曲の長さは**制作上の判断**で、音楽的な判断ではありません。ジャンルではなく編集から決めれば、多くのトラブルは始まる前に消えます。

曲ではなくカットから考える

テンポやムードを選ぶ前に、まず一つ答えてください。この音楽は何秒の映像の下に流れますか。

その答えが長さです。他は二の次です。

ざっくりした対応表

5〜15秒アイデント、ステイング、ロゴ出し。前奏は不要なことが多い。
30秒SNSの短尺、製品ティザー。最も多い長さです。
45〜60秒解説、広告、ポッドキャストのオープニング。フレーズが収まる長さ。
75〜90秒ナラティブ、メニューのループ、長めの導入。

フェードの余白を残す

30秒の曲を30秒の映像に敷くと、フェードする場所がありません。音楽がぶつ切りになるか、映像とぶつかります。

やってはいけないのは、28秒の素材を30秒に引き伸ばすこと。ピッチがずれ、リズムが重くなります。

90秒を超える編集なら

長い曲ではなく、ループを使ってください。シームレスループは継ぎ目なく繰り返すので、30秒のループで3分のシーンも持ちます。メニューや環境音、インタラクティブな場面の定石で、数分の曲を作るよりずっと安く済みます。

条件は、シーンの長さがループ長で割り切れること。90秒に30秒は合いますが、100秒に30秒は合いません。継ぎ目がフレーズの途中に落ちて聞こえます。

尺が変わる場合

編集者なら誰でも知っています。一度決まった尺が、翌日には変わる。備えは二つ。

無音も一つの長さ

すべての秒に音楽が必要なわけではありません。セリフの後、2秒あけて入る曲は0.000秒開始より効くことが多く、しかも作りやすい。頭を拍に合わせなくて済むからです。

長さを選んで生成 →